特集記事 チェンマイ街歩き[前編]

チェンマイ街歩き[前編]

バンコクから飛行機で1時間20分、タイの古都チェンマイを巡る旅を前中後編に分けてお届けします。

快適にステイできるホテル、カフェ、雑貨店、レストラン、寺院など、チェンマイ中心部である旧市街周辺で「住むように街歩き」、してみませんか?

●取材協力: 旅わ~るど

※掲載内容は2024年7月時点の情報であり、予告なしに変更・終了することがあります

歩くだけで楽しい!
モン族市場周辺を散歩しよう

モン族市場

営業時間 7:00~17:00

ピン川の西側、ターペー門から徒歩10分程度の場所に広がる市場。東南アジアの山岳部に住むモン族の手工芸品は、その美しい刺繍や織物で有名。モン族グッズ以外にも、ポンポンが付いたリボンやコットンの織物、アクセサリーにブロックプリントの洋服、と可愛い服飾雑貨が並びます。迷路のような路地は散策にピッタリですが、暑いので、朝の涼しい時間帯に訪れるのがおすすめ。

Kesorn Arts

営業時間 10:00~17:30(日曜定休)
Tel. 053-874-325

山岳民族の骨董品を集めたお店。歴史あるチーク材の家屋が店舗となっており、貴重なヴィンテージの刺繍生地やハンドクラフトビーズ、伝統衣装などが所狭しと並んでいます。掘り出し物が見つかるかも。

Raming Tea House Siam Celadon

営業時間 8:30~17:30
Tel. 053-234-518

セラドン焼きメーカー「サイアムセラドン」が運営するショップ兼ティーハウス。工場は中心部から車で30分ほどの郊外にありますが、こちらはモン族市場から徒歩圏にあって便利。カフェでは洋食とタイ料理、アフタヌーンティーなどをサーブしています。

1,ターペー通りから中に入ると、手前がショップ、奥がカフェレストランになっていて、さらに奥にはガーデンがあります

2. ショップにはお買い得コーナーもありました

3. 人気の葉脈シリーズ

4. グリーンバルコニーハーブティー 95バーツ

Siamaya Chocolate

営業時間 10:00~19:00
Tel. 097-921-2333

主にチェンマイ産のカカオを使ったチョコレートのブランド。2017年に発足した比較的新しいメーカーです。カオソーイ、ドリアン、マンゴーチリなどタイらしいフレーバーが揃っており、お土産にも最適。

チョコレートバーは 180バーツ程度

ナッツやドライバナナにチョコレート掛けした商品も人気

Rivers & Roads

営業時間 12:00~20:00(水曜定休)
Tel. 087-957-3103

世界中の骨董市から仕入れたヴィンテージ品や、地元アーティストの作品、アパレル商品などが並ぶお洒落な雑貨のセレクトショップ。洗練された品揃えと、思わず手に取りたくなる見せ方が魅力。

Issara Coffee Space

営業時間 9:00~18:00
Tel. 090-323-5633

交差点の角にあるガラス張りのショップ。2階に北タイ産コーヒー豆を使った可愛いカフェがあります。1階はアーティスト作品が並ぶショップとなっており、オーナーが売りたくない物には高額な値札が貼られていて面白い。

タイ北部の食文化を知るなら
ランナー料理

KITIPANIT [キティバニット]

営業時間 11:30~15:00/17:00~22:00(火曜定休)
Tel. 080-191-7996

モン族市場からも近いターペー通り沿いの一軒。1888年に建てられたチーク材の建物は元々雑貨屋だったそう。現在は5代目のオーナーがレストランを経営しています。外国人観光客にも人気が高く、夜は予約がベター。

1. 茸のヤムYam Het Gna Kua 220バーツ

2. Gai Tod Makwan 195バーツ

3. ポークリブのスープPak Kad Jor Moo 295バーツ

4. チェンマイ風肉団子 Neua Lung 220バーツ

5. Khao Niaw Mamuang Yang 240バーツ

ランナー料理とは

タイ北部の地理的な要因と歴史的な影響を受けた伝統料理。ランナー時代、山岳地帯の豊かな自然と、多民族交流によって多様な食文化が形成されました。また、ミャンマーやラオス、中国雲南省の影響も見られます。香辛料やハーブ、発酵食品を多用し、もち米を主食とすることが特徴

もう当たりしかない
チェンマイのカフェ事情

The Baristro Coffee Roaster [バリストロ]

営業時間 8:00~18:00
Tel. 098-259-7926

バンコク以上にお洒落で美味しいカフェが多いチェンマイ。「バリストロ」はチェンマイに8軒展開していますが、山小屋風のデザインが素敵なピン川沿いの店舗がおすすめ。

6. 産地別のオリジナルドリップコーヒー(50バーツ〜)

7. 抹茶は日本の茶器でたてています

8. 山小屋風の外観が素敵

9. 生クリームが日本のように美味しくて感動。店舗によってメニューが異なりますが、デザートもおすすめ

チェンマイといえばワット! しっかりお参りしておこう

チェンマイを一望! 願いが叶うお寺

ワット・プラタート・ドーイカム
Wat Phra That Doi Kham

Suthep, Mueang, Chiang Mai
営業時間 7:00~18:00

チェンマイ国際空港にも近いドーイカムの山の上にある寺院。ここに安置されている「ルアン・ポー・タンジャイ仏」は願いが叶う事で有名。願いが叶ったらお礼参りにジャスミンの花輪を50個捧げるという風習があり、寺院までの道中、花輪売り屋台が沢山出ています。

1. タイ人の間で非常に人気があるルアン・ポー・タンジャイ仏

神秘的なウモーン(洞窟)の中にあるお寺

ワット・ウモーン
Wat Umong

135 Moo10 Suthep, Chiang Mai
営業時間 5:00~20:00

ランナー王朝初期の頃、スリランカから招聘した僧侶の為に造られたスリランカ様式の寺院。建立から数年後、瞑想修行ができるように、と4つの入口を持つ洞窟が掘られ、数体の仏像が鎮座しています。洞窟内は土足厳禁。ひんやりとした空気と静寂に包まれたワットウモーンで瞑想してみてはいかが?

5. ナーガ(神龍)でもシンハー(神獅子)でもない、魔除けのカワウソ?

7. 洞窟の中は神聖な雰囲気

137 PILLARS HOUSE CHIANG MAI

S2 Soi1, Nawatgate Road Tambon Watgate Muang Chiang Mai

135年前、チーク材を海外へ輸出していた「イースト・ボルネオ・トレーディング・カンパニー」の本社として建設された「バーン・ボルネオ」。現在もその子孫がホテルの一部として管理しています

バンコク駐在日本人に人気の高級サービスアパート「137ピラーズレジデンス」のオーナーが所有するホテル。築135年の歴史的建築物を施設の一部として使用しているラグジュアリーホテルです。自然豊かな庭園に囲まれたコロニアル調デザインの客室は、全30室すべてスイートルーム。ピン川の東側に位置し、チェンマイ中心部にも近い好立地。何より、ここはとある歴史的な背景を持つ一族について知る機会を与えてくれる場所でもあります。

ツタに覆われた緑の壁が印象的なプール

2. 敷地に入ってすぐにレセプションとスパの建物があります

4. スパのレセプション。レベルの高いセラピストが揃っているので、ぜひ試してみて

広さは70mから! 客室は全室スイートルーム

2階建ての建物15棟が客室となっており、1階、2階合わせて計30室、全てスイートルームで、バスタブとベランダ付き。レストランの予約や足りない物があれば、バトラーにリクエストすることができます。

1. 広々とした洗面台のバスルーム

5. コンチネンタルブレックファストとタイ料理から好きなメニューをチョイスすることができます

「バーン・ボルネオ」の半地下はミュージアムになっています

「映画「王様と私」に登場するタイ王室の家庭教師アンナさんは実在の人物で、その息子であるルイス氏がボルネオカンパニーの創業者なのだとか。当時、この建物の周りでは沢山の象が働いており、ピン川に待機している船までチーク材を運んでいたそう。象と暮らすのが当たり前だったチェンマイでの生活、そして母国であるイギリスから遠く離れたタイで財を築いたレオノウェンズ家、一見の価値があるミュージアムです。

8. 王族に英語を教えていたアンナさん

記念日ディナーにもおすすめ、レストラン&バー

現在、「バーン・ボルネオ」は主にホテルの飲食施設となっていて、雰囲気が良く、宿泊者以外の方の利用も多いそう。タイ料理とウエスタンをサーブする「PALETTE」では、シェフおすすめのテイスティングセット(6コース1,500バーツ++から)もあって記念日ディナーにもおすすめ。隣の「JACK BAIN'S BAR」では創業者たちが愛したカクテルを楽しむことができます。夕方から始まるピアノの生演奏を聴きながら、ランナー時代の終焉と、世界大戦に巻き込まれまた混沌の時代に思いを馳せて、チェンマイの夜を楽しんで。

1. スモークチキンとウズラの卵が入ったトムカーガイ。トリュフオイルが添えてあります

「JACK BAIN'S BAR」はスクムビットの137ピラーズにもあるのでチェックしてみて

見どころいっぱい「バーン・ボルネオ」を隅々までチェック!

4. 「バーンボルネオ」は住居としても使われていたため、部屋が幾つかあります。因みに「137ピラーズ」は137本の柱という意味。この建物の柱の数から名付けたそう

チェンマイ街歩き[中編]
チェンマイ街歩き[後編](coming soon)

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