著者からのメッセージ
私は2015年から4年間、バンコクに住んでいましたが、それ以前の3年半はレバノンの北部、シリア国境近くのパレスチナ難民キャンプで暮らしておりました。ボランティアではなく、パレスチナ人と結婚して子供を出産し、キャンプ内にカフェを作りました。その時の稀有な体験、生活の様子や紛争と難民問題を書籍という形で世に出すことになりました。旅することや戦争について関心がある方たちはもちろん、私と同じ子育て世代のお母様たちにも是非読んで欲しいと願っております。私がこの本を通じて伝えたいことは、人が人として真に豊かに生きるということの意味を、そして争いのない平和な地球の未来を築く具体的な方法を、真剣に見出していかなければならないということです。コロナがやってきて突然世界中が静止して沈黙が訪れました。そして私たちは多くの真実に目覚めるチャンスを与えられているのではないでしょうか。Amazonから電子書籍と紙の本を発売していますが、11月からバンコクでも紙の本を置かせて頂けることになりました。MUZINA、GOJA、TheBarVagabond、HairAtelierAsano、SALABRANにて購入できます。私の経験と思いを、表現し共有して頂ける機会に恵まれたことに感謝しております。