コラム タイ野菜でべジフルライフ 第183回 キウイフルーツ

タイ野菜でべジフルライフ

第183回 キウイフルーツ

キウイフルーツ
Kiwifruit
กีวี (キーウィー)

日本産青果物を輸入している方に聞いたのですが、最近は、タイ側の規制が本当に厳しくて、すでにタイで栽培されているような青果物は思うように輸入できないそうです。また、他の国との競争も厳しくて、日本にしかないものをどう売るかが鍵のようです。そういう意味でキウイフルーツはニュージーランドが成功したケースですね。タイで入手しやすく食べやすい果物ですので紹介してみます。

キウイフルーツのクスクスサラダ(2人分)

  • キウイフルーツ … 2個
  • キュウリ … 1/2本
  • ホームデーン (赤タマネギ) … 50g
  • ミント … 約10本
  • クスクス … 20g
  • ライム果汁 … 1個分
  • 塩 … 小さじ1
  • オリーブオイル … 少々
  1. キュウリは1㎝角のサイコロ状にカットし、軽く塩(分量外)を振っておきます
  2. キウイフルーツはヘタの硬い部分を除き、皮ごと縦に4等分してからさらに2~3等分し、キュウリと同じくらいの大きさにカットします
  3. ホームデーンはみじん切りにして空気にさらし、ミントの葉もみじん切りにしておきます
  4. クスクスは同量の熱湯に塩(分量外)とオリーブオイルを加えて混ぜ、蓋をして蒸らします
  5. キュウリとホームデーンの水分を絞ってからすべての材料を混ぜていただきます

 ポテトチップスのサワークリームオニオンが好きで、ちょっと寄せてみました。サワークリームではなく、クリームチーズやヨーグルトでもいいでしょう。焼きベーコンやツナ、サーディンなどを加えて豪華にもできますが、とにかく「こんなに?」と思うほど青ネギを使ってください。ポテトなどの野菜、クラッカーやパンのディップとしてもいいですが、蒸し餃子にかけると絶品です。トルコではディルとヨーグルトで餃子を食べますが、この青ネギサワークリームは和食気分で楽しめて、驚くほど相性が良く、考えた自分を褒めたくなります。

キウイフルーツ

ニュージーランドの象徴的な果物ですが、実は中国原産で、20世紀初頭にニュージーランドで改良されました。当初は「Chinese gooseberry」と呼ばれていましたが、国鳥にちなんで「キウイフルーツ」と名付けられました。

1個に1日のビタミンC摂取推奨量を超える量が含まれています。ビタミンE、カリウム、葉酸も豊富で、皮は果肉以上に豊富、さらに食物繊維も多く含まれています。皮ごと丸かじりを覚えて、ランチに気軽に持ち歩いてパクリと食べるようになりました。丸めたアルミホイルなどで洗って皮の毛を取り除くといいですし、毛のない品種もあります。
未熟なのは常温保存、柔らかくなったら冷蔵庫に、冷凍保存も可能で、そのままシャーベットやスムージーにできます。

青澤直子

健幸料理研究家(野菜ソムリエ&雑穀エキスパート)
健幸料理の店 SALADee
491/14-15 Silom PlazaGF, Silom Road

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